昭和という時代 [お散歩]
今日は某音楽プロデューサーの勧めもあって(笑)、九段下の昭和館へ行ってきました。
建物内は撮影禁止を言うことでかえってじっくり見ることができました。(^o^)
展示としては主に戦前の10年と戦後10年に特化されてました。
つまり昭和=戦争ということなのか。。
昭和を知らない子供たちやその孫たちにはそう印象付けかねない。。。
ただ長い歴史観でみればそう言うことになるのかもしれない。
まあそれはさておき、まずは入場券300円を払って7Fへ
実際見れるのはこの建物の6Fと7F部分になる。
入口を入るとすぐ戦地から送られた兵士たちの家族への想いの綴られた
手紙が展示されている。
しかし戦地から送られてくるこの手紙ですら検閲を受け、
戦況に関する記述は消され、場所すらも特定できなかったという。
赤紙や千人針を実際見たのは僕は初めてだったかもしれない。
意外だったのが戦前の昭和10年頃の暮らしぶりだ。
意外と食事なんか洋食でポテトコロッケにお味噌汁、ご飯、ひじきなど今でも普通に目につく料理だった。
それこそ大戸屋らんちにあっても不思議じゃないメニューだ!!
都市部ではガスや水道もかなり普及してたみたいだし。
ただ、ラジオを聴くのに許可証がいったというのは驚きだ。
その後、日本は戦争へ向かっていくわけだけど、疎開の事や国民徴用令のこととか。
本物の召集令状や戦死報告書など見ていると身に詰まる思いになった。
ビデオや資料に目を通しながら時代を追っていくわけだが
気がつくとまだ戦前なのに1時間が過ぎてしまっていた。
特にどれもが国民の暮らしに焦点を当てているので
戦争がより国民目線で描かれていて
非常に身近に感じられる。
罹災証明書とかも初めて知った。
特に戦後の苦しい時代、雑草を食べて生活していた暮らしぶりには心が痛かった。
闇市とかでたばこの箱などが入った闇丼!?みたいなものもあったとか・・・。
100年に一度の大不況とか言ってる場合じゃないなって。。。
どれもがとてもセンセーショナルで是非オススメしたいですね。
体験コーナーで昭和3年(1928年)生まれの係りのおじいさんと話をするのも
なかなかおもしろかったです。
そんな80過ぎのおじいさんに「戦争には行かれたんですか?」と訪ねると
「長引けば行くことになったかもしれない」と返答がきた。
確か兵役の対象が17から40というからこのおじいさんは昭和20年(1945年)の時点でぎりぎり17歳ということになる
つまり現在昭和3年生まれ(81歳)以降に生まれた人は兵役経験がないと言うことになる。
すでにもう総戦後世代は始まっている。
戦争の生き字引はどんどん少なくなってきている・・・・。
昭和館を後にし、ついでに靖国神社へ行ってみることにしました。
昭和館は人は殆どいなかったんですが、ここは観光バスがたくさん止まってました・・・・。
ここへ来たのは数年ぶりでしょうか?
外国の人もたくさんいました。
お参りを済ませたあと遊就館へ
ゼロ戦です
八九式十五糎加農砲
今日は時間がなかったので1Fのみの拝観になった。
次回来た時はじっくりと見たいものだ。
ここにも外国の人が多くいました。
今日はいろいろ思ったな。。
音楽プロデューサーとは教授のことですか?笑
昭和館は小6の時に行きました。あの頃は何も思わなかったんですが、今は戦争の負の遺産が数多く展示してあったなと思います。
近くに武道館や靖国神社があるので、コンサートやお参りのついでに寄るのもいいですよね。日本人として知るべきことで風化してはいけないですから。
by saku rock (2009-02-22 23:52)
>saku rockさん
そうですか、行かれたんですね。
確かに武道館の最寄り駅ですしね。
若者の目に触れやすい場所ですね。
形も独特だし・・・笑
ホントにここって国民目線で描かれてて教科書ではなかなか触れられない点もあったりでおもしろいですよ。僕が行った時は案外70歳とかそのくらいの人もいたりで昔を懐かしんでいるかのようでした。
「昔はなぁ~」 「食べるもののなくてなぁ~」を飽食時代に育った僕らがどう伝えてゆくか?戦争を知らない世代がどう向き合っていくかですよね。
戦争は悪というベクトルがゆがまないように・・・。
>音楽プロデューサーとは教授のことですか?笑
まさか!?笑
by yodies (2009-02-23 22:53)