SSブログ

火垂るの墓に思うこと [想うこと]

IMGP8920.jpg
この時期必ずやってる「火垂るの墓」。

今年もそれに漏れず今日やってたのを見てた。
毎回、同じシーンで涙が出てしまう自分なんだが、
毎年見る度に不思議と感じ方が変わってきた。

すべては戦争が悪い


もはや戦後ではない論争をしてるわけではなく、
すでに戦後60年が経ってるわけで
当然、戦争経験者も少なくなってきている。

これからはフィルムや映画を通してしか伝え聞くことが出来ない
そんな世代なのだ。
それを危惧する意見はいろんなところで聞かれる。

戦争の恐ろしさやもう二度と起してはならないという思想が
薄れていくのではないかと・・・・。


話は飛ぶが、盆休みと称し、われわれ日本人は大渋滞を作り田舎へ帰る。
その何人が「盆」らしくお墓参りをしているんだろう?

とはなんだ!?

大型連休と称し、海外旅行へ行く人も多いだろう?
こういうところから言うなれば「盆」の意味すら揺らいでいるではないか!?
少子化によっていとこは減り、それにより親戚付き合いも減るだろうし、
当然お盆に親戚で集まることも少なくなるだろう。


つまり「戦争」ですらそうならないとも限らないのである。


この前も言ったが、ETC論争で大渋滞を作ることを
「経済的理由」を持って反論するなら、
それは戦争と言う大義名分を盾に戦争を擁護するのと
なんら変わらないようにも思える。

それは清太や節子に大人の都合で農作物を分け与えない態度にどこか似ている。


毎年、「火垂るの墓」を見ることや、
原爆の日や終戦記念日に黙祷することでしか戦争を伝えられないなら
僕はどうやって戦争を伝えていけばいいのか考えてしまう。


COBALT
作詞作曲編曲歌 依田和夫
nice!(1)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

nice! 1

コメント 6

ミクロ大地

鶴田浩二の「同期の桜」でも聞いて皆で戦争を考えよう・・・・
戦争反対・・・・
http://www.biwa.ne.jp/~kebuta/MIDI/MIDI-htm/Douki_no_Sakura(monologue).htm
by ミクロ大地 (2009-08-16 17:50) 

saku rock

お久しぶりです。saku rockです。
戦争はいつになっても終わらないですよね。終結を願うのですが、首脳同士の言い争いが戦争という形になってしまうこともあるので、なかなか叶いません。
by saku rock (2009-08-16 23:19) 

yodies

>ミクロ大地さん

人それぞれ反戦意識って大事ですね。
それをどう伝えていくか、
音楽で出来ることがあるならそれはとても素晴らしい。
by yodies (2009-08-17 10:39) 

yodies

>saku rock さん

お久しぶりです。
音楽活動頑張ってますか!(^_^)

人間本来の本能のようなものがどうしてもそう言う方向へ導いてしまうのか?
ただ、それを肯定するとどうしようもないわけで・・・。

歴史的にも上の決定でやむを得ず始まった戦争ばかり。
国民がそれに対して意見が言える社会にならないとね。

戦争は絶対悪いことなんだから。
by yodies (2009-08-17 10:43) 

あ~てぃ

初めまして

わたしも戦争は絶対反対ですが

あの二人が亡くなってしまったのは
戦争があったからでしょうか ?
決して それだけでは無いと思います

何故 もっと賢く出来ないのか
周りの人の気持ちを分からないのか
その生き方にイライラしました

言うこと聞かない自分の息子の様にね (爆)
by あ~てぃ (2009-08-25 04:32) 

yodies

>あ~てぃさん

はじめまして

僕自身同じように感じる個所は多くありましたね(笑)
この火垂るの墓に関しては宮崎駿さんも相当非難してるみたいですし。
清太がほんの少しの辛抱すれば死ぬことは無かったろうし、
叔母にしても飢えさせるまではしなかっただろう。

あとこのアニメの設定にもいろいろあったみたいですね。

清太の貯金も無理があるしね。
wikiによれば清太の貯金7000円は当時としては大金であり
(昭和20年では白米10kgで6円)とある。

原作の野坂昭如氏自身の忙しさのあまり
結構設定がいい加減だったらしいし・・。(^^;)

まあそこらへんがかえって
作品をもり立てる要因にはなっているとは思うんだけどね。

時代だとか事情だとかそういう性にするのはいつも大人だけ。
この映画を見る度、世の中がみんな子供だったら。。。って思います。
by yodies (2009-08-25 13:20) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

三井造船こみこみへとへと ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。