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李下に冠を正さず [想うこと]

昔、京都で建築現場の掃除のバイトしてた時に親方と言うか上の人から教えたもらった事がある。
掃除したかどうかじゃなくてちゃんと掃除した様に見せなければダメだ。それが掃除だ。「そう見えること」の大切さを教えられた。

それはサボらずきちんとやっていようが見え方がやってなさそうならダメだと言うこと。裏を返せば見えないところにゴミを捨てればいい、また親方が見に来た時だけはしてるフリをしろ、とかそんなことだった。もちろんそれは子どもの頃、絵本で読んだり、学校の掃除時間とは違った、社会とは大人とはそういうもんだみたいなことだった(笑)前置きはそのくらいにして、、、。

瓜田に履を納れずと言う諺がある。

要するに瓜畑で靴が脱げても瓜を盗むのかと疑われる恐れがあるのでそういう紛らわしい行為はしてはダメだということだ。李下に冠を正さずも同じような意味だ。

僕も子どもの頃、畑に刺してあった選挙の看板が倒れそうだったので直していたら近所のおじさんにこっぴどく怒られたことがあった。その時この諺を意味を子どもながら体感した僕なんですが(笑)

話は横道に逸れましたが、今のネット社会、SNS社会においてこの言葉の意味がとても大切になってると思うわけです。どう見られるかが大切という嫌な世の中になった。中身より外見のような世知辛い世の中だ。

芸能人や政治家の方々は特に気をつけなければならない。言動や行動、特に路上でキスするなどはもってのほかだ(笑)外ではお年寄りに席を譲り、自転車で通勤し、食べるものはスーパーの半額弁当と見せかけることが重要だ。どこで誰が見ているかわからない。もし、ちょっとでも大柄な態度を示せば次の日にはその座を揺るがされる。ツイッターなんかしなきゃいい、で済まなくなってる。どこで誰が見てるかわからない。国民総レポーター、街のいたるところで監視カメラが狙っている。

李下に冠を正さず

くれぐれもお忘れなく。
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