化学変化 [音楽]
この年末年始、数十年ぶりにFBで再会した友人から頼まれたイギリスのバンドのアレンジをしてました。
友人曰く、「今の依田はこういう奴らとやったら新しい道が開けるかも知れんぞ」という言葉に触発され。昨日、完成データを送ったら気に入ってもらえて良かった。予想したアプローチを気持ちいい感じで裏切ってくれてて、最高に気持ちいいです!!と (*^^*) 。友人曰く、前衛的な感じがすると。
それは僕にとって通って来なかった音楽だった。それは思っ切りのROCKだった。ドラムとギター、ベース、そしてボーカル。これに僕はキーボードを入れていく。MIDIは使うがクォンタイズは全く使えない。想定内だったハモンドオルガンは何度もアドリブで入れていった。エレピはウーリッツァーだなって。僕は普段ローズばかりなんでこの辺りも僕にとっては新鮮。キーボードを入れていくとメロトロンのフルートが頭で鳴ってきた。ビートルズっぽいなって思ったのかも知れない。しっくりきた。じゃあメロトロンのバイオリンも入れてみようと思った。この質感が曲の輪郭を決めると判断した。メロトロンはこの曲の肝になるなって。ブラスはあえてシンセブラスでいわゆるプロフェットのブラス。それとセットでアープのリードが浮かんだ。自分にとってはあまり使わない音だけど、この曲が導いてくれたのだろう。
この化学変化が音楽を作っていて何よりも興奮する。今年はそんな化学変化を楽しみたい。
2015-01-05 01:10
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