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おまえはもう死んでいる [TV]

僕の青春、中学生時代はまった漫画、TVアニメが北斗の拳だった。

僕が初めて友達と見に行った映画であり、
子供ばんどの歌う主題歌もお小遣いで買った。





僕の青春を謳歌した80年代。特に85年前後に受けた影響はとても大きい。
音楽的にはもちろん75年前後、広く言えば70年代にはかなわないにしても
文化だったり、アニメ、もちろん音楽もだが今思ってもとても良かったと思う。

もちろんYouTubeもなければCDもようやく出てきたあたりで、
CDをカセットに録音することが僕の楽しみだったし、
半ドンで終わった学校の土曜日の午後はもっぱらFMでのエアチェックだった。

カセットデッキの録音と一時停止ボタンにいつも手をかけては
今か今かと待っていたのが懐かしい。

大事な録音にはクロームだメタルだのカセットを用意してだ(笑)


話は横道にそれたが、今そんな北斗の拳を今やauビデオパスで全部見れるのだ。
中学生の頃に戻ったようにむしゃぶりついて見てたのだが、気になったことが一点。

当時はそれほど気にならなかったが、描写がとてもグロテスクなこと。
当時、「お前はもう死んでいる」が一世を風靡したが、
頭が破裂したり、胴体が引きちぎれたり、そんなシーンばかりだ。
もちろんそれを注意喚起した学校はあっただろうが、
当時それほどニュースになったわけでもなく現にアニメは放送され続けた。

先日の事、昔の凶悪犯罪のニュースをドラマ仕立てでやっててとても面白かった。
それこそ某銀行強盗事件や、某旅客機乗っ取り事件、
某幼女誘拐事件などを扱った番組だったが、「あっ これちょっとエグいな」って思って
娘には見せられないなって思った。

どうやら自分自身もその手の映像や音声には拒否反応を示しているのがわかる。


とかく今は何でも規制が多い。

言葉もそうだし、ツイッターなどで下手なことも書けない。
言論の自由だといいつつ全くがんじがらめだ。

時に人の心に突き刺さる言葉は不特定多数の人の心を傷つけることがある。
しかし、その恐怖心や実は写実的な描写が心に打ち付けることも多い。

子供の頃、10フィート運動とかで米軍から戦争のフィルムをわざわざ買って来てそれを観るってやつを
親と近所の市民センターか何かに見に行った事がある。

10フィート運動
http://www.peace-museum.org/10feet/10feet.htm

その時の映像は子どもながらに強烈に埋めつけられてる。

目を背けないでくださいと始まった被爆者の映像は
小学生だった僕の心に相当強く突き刺さった。

もちろん北斗の拳とこの話は全く違うんだけど、
今の世の中はやたら情報や現実をオブラートに包みすぎる傾向がある。

少しでも過激な描写があれば発売禁止になる。
僕が子供の頃なら平気でやってた番組もたぶん今はムリだろう。

いじめを助長するとか、犯罪を誘発するとか。。。。

今の学校ではクリスマス会はやらない
それはネーミングが宗教上の問題というわけだ。
じゃあなんて言うかというと「お楽しみ会」だそうだ。


もちろんなんでも書けばいいとか出せばいいとかとは思わないし、
もし今それを出せば僕のように「あっ、これエグいな」って目をそらせてしまうだろう。

人間の心が弱くなったのか?

人との争いは嫌い、もちろん人の血を見るのも嫌、戦争なんてもっての外。
人を傷つけないでいよう。自分が罪を被ればいい。殴られたっていい・・・。


昔、読んだドラえもんにこういう話があった。

なんでも大人対応の出来杉君がいて、彼は喧嘩になっても自分が引く、
自分が悪くなくても自分が悪いという。それで喧嘩は収まる。
それをカッコイイとしずかちゃんが褒める。



それを見てのび太も同じようにやろうとする。
そこでドラえもんはのび太に忠告する。。。

それでいいのかと・・・。








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