Flashback [音楽]
時に音楽は当時の強烈な思い出と悲しみを連れてきてしまうことがある
僕にとってその一つがまさしくこの「Flashback」だったりする。
高校時代、音楽禁止の寮生活、布団の中で将来の夢を、
そして牢獄のような寮生活から自由な生活を描きながら聴いていた曲。
この曲のイントロを聴くと岡山は法界院の駅にあったお好み焼き屋だったり、
奇面組を買い揃えた古本屋だったり、夜中寮を抜けだして行った長崎ちゃんぽんが脳裏をうめつくす。
思い出は走馬灯のように駆け巡る・・・・。
音楽とは不思議なもんだ。
この曲はほんとに大好きな曲で、めったに鼻歌やメロディが流れたりしない小生も
この曲は今も空を眺めたりするとふいと降ってくる。
音楽とはそういうもんである。
鼻歌で作る音楽がいいなんてこれっぽっちも思ってはない。
あくまでも音楽は心をそうやって埋め尽くすものだということだ。
僕は音楽を作る上で大切なのはこういうことだと思っている。
誰々風のアレンジを施すでもなく、流行りの音楽を聴いて見よう見まねで真似てみるでもなく
あくまでも自分の心と対峙して、昔の自分と向き合って作るべきであると思う。
かの阿久悠が提唱していた時代の雰囲気を歌に込めるって行為は
もはやネット社会では通用しなくなってきているように思う。
求めるは自分の心、サティスファクションでしかない。
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