音楽は必要なのか!? [想うこと]
先日、作曲家で音楽プロデューサーの加藤和彦さんがお亡くなりになられました。
僕に取って加藤さんと言えば
「ザ・フォーク・クルセダーズ」というより「サディステックミカバンド」でした。
その加藤さんが残した手書きの遺書には、
きれいな字で「本当に世の中は音楽を必要としているのだろうか?」
と書かれてあったとか。
その言葉がずっと今日一日頭の中から離れなかった。
先日、小室哲哉氏が自らの著書の出版会見で
「音楽作家がいかにして食べていくべきか」と
音楽家の身の振り方を危惧されたように、
今音楽業界を取り巻く環境は悪化の一途をたどっている。
オリコンのチャートを見てもそれは一目瞭然。
みなさんは今月CDを何枚買ったでしょう?
ダウンロードが当たり前、音楽はただ同然、
そのような風潮が現代社会を席巻している。
みんな口を揃えてこう言うだろう。
音楽は無くならないでしょ?
鳩山首相は友愛の精神を掲げておられます。
音楽も愛だと思う。
スティービーワンダーはこう言う
心を尽くして人を愛せと・・・・。
もちろん僕に取って心とは音楽である。
加藤和彦さんのご冥福を心よりお祈りいたします
依田和夫
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